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「こうのとり」(HTV) 小型回収カプセルミッション成功への貢献

2019/ 5/ 9

「こうのとり」(HTV) 小型回収カプセルミッションにおいて、当社は宇宙航空研究開発機構(JAXA)より感謝状を受領いたしました。

2018年11月11日に国際宇宙ステーション(ISS)に物資を送り届けたHTV 7号機には、日本初となる小型回収カプセルが搭載されており、無事回収に成功しました。本ミッションにて当社が貢献した業務は以下の6点です。

(1) カプセル等の打上げ用フォームの設計
カプセル等の打上げ梱包用フォームについて、様々な制約条件(カプセル断熱材の面圧、全体重量、地上でのHTVへの搭載作業/軌道上の宇宙飛行士の開梱作業の成立性等)を考慮し、3D CADを用いて加工/寸法設計及び材料設計を実施しました。
設計実施にあたっては、フォームの加工専門業者と技術調整を繰り返し、事前のフィットチェックを経て、設計を完了し、3D CADモデルをJAXAに納入しました。

(2) ユーザー目線での検証
カプセルの実機(実際に宇宙に打上がるフライトハードウェア)に対し、操作性・安全性について宇宙飛行士や運用の観点で確認する試験(Flight Crew Interface Test: FCIT)を実施しました。

(3) 宇宙飛行士への訓練提供
宇宙飛行士訓練の教材・モックアップ(実機に似せた模擬装置)等を作成し、実際にISSで組立て作業を実施する予定の宇宙飛行士に対し、訓練を提供しました。
また本番のタスク直前には、ISSにいる宇宙飛行士に向けて、実機を用いた軌道上訓練(On-orbit Training: OBT)を提供しました。

(4) 軌道上組立て手順書の作成とリアルタイムサポート
ISSで宇宙飛行士が実施する、カプセル組立て、サンプル挿入、HTV7号機へのカプセル搭載の一連の手順書を作成するとともに、ISSでの組立作業本番もつくばにある運用管制室にて、組立作業全工程に対し管制要員として実運用サポートを行いました。

(5) 地上管制員(フライトコントローラ)への訓練提供
カプセルの軌道上組立て作業を地上から支援するHTVやきぼうのフライトコントローラに対し、実際の運用を模擬し不具合発生等を想定した合同訓練(シミュレーション)を提供しました。

(6) 安全・ミッション保証(S&MA)
カプセルが軌道上で安全、確実にミッションを遂行できるように、設計審査や安全審査における安全、及びミッション保証に関する評価を実施したほか、JAXA筑波宇宙センター内における組立作業時の品質管理立会い、軌道上運用時の安全確認や不具合管理を実施しました。


<外部リンク>
筑波宇宙センターにおける小型回収カプセル技術実証 カプセル本体等の記者公開について
http://iss.jaxa.jp/htv/181127_interview.html

HTV搭載小型回収カプセル(HTV Small Re-entry Capsule:HSRC)
http://iss.jaxa.jp/htv/mission/htv-7/hsrc/

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頂いた感謝状頂いた感謝状

右側2名が当社社員右側2名が当社社員

右側2名が当社社員右側2名が当社社員