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国際宇宙ステーション/日本実験棟「きぼう」の運用においてJAXA殿から「理事表彰」を受賞!
2023年11月、国際宇宙ステーション(以下ISS)における日本実験棟「きぼう」運用において、「インクリメント68期間 (※1)」を担当した当社社員14名が、協力会社の皆様と共に、「外的トラブルを乗り越えて達成した過去最大規模のきぼう利用成果獲得」という功績が認められ国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下JAXA)殿から理事表彰を受賞いたしました。
授賞式での受賞者とJAXA関係者の集合写真。
画面中央(モニタ画面内)は、リモートで授賞式に参加いただいた若田宇宙飛行士と大西宇宙飛行士。
インクリメント68期間中は「きぼう」の利用拡大に伴うミッション数の増加に加え、前例のない外的トラブル(ロシア有人宇宙船からの冷媒漏洩 等) も発生し、これまでにないほど軌道上の作業の計画・実施に困難を極めました。しかし、日々発生するトラブルに対して、これまで約15年間の「きぼう」運用で培った知見と経験に基づき、綿密な事前準備と柔軟な計画変更対応を重ねることで、質・量ともに過去最大(実験数、実験に使った宇宙飛行士の作業時間 等)の 「きぼう」利用の成果を創出することができました。
当社社員がJAXA殿から認められた功績は、これまでの「きぼう」運用に従事してきた、先駆者達の創意工夫の積み重ねによるものです。また受賞者には入社2, 3年目(当時)の若手社員も含まれますが、経験豊富なベテラン社員とこれからを担う若手社員がワンチームとなり、十分に力を発揮し活躍したことが今回の受賞につながりました。今後も「きぼう」運用で得た知見・技術を継承し、「きぼう」のみならず、火星衛星探査計画(MMX)、月周回有人拠点(Gateway)、月面有人与圧ローバ等、次期有人/無人宇宙探査へも貢献を続けていきます。
プラークハンギングをおこなう当社社員(JAXA殿筑波宇宙センター内 運用管制室にて)。
入社3年目(当時)で、運用計画ポジション/J-PLANを担当。
※1:インクリメント68
2022年9月30日~2023年3月28日の期間を指します。「世界が認め、求める和のリーダーシップ」をキーメッセージに、国際協力ミッションを含めた数多くのミッションを実施しました。詳細はこちら
具体的な利用成果は以下の通りです(一例)。
【MHU-8】JAXA-NASA共同艇重量ミッション
日米協力の下、4つの異なる重力環境でのマウス飼育(世界初)
次世代水再生システムの全工程運転に初成功
静電浮遊炉を用いたミッション(米国実験を含む)を計7件実施
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