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宇宙飛行士・「きぼう」運用管制要員の訓練知見を活かした「宇宙システム運用講座」を開発・初回実施 — 立命館大学の「宇宙×人文社会」分野越境人材創造プログラムの一環として、つくばで4日間の実践講座を実施 —

2026.03.17

お知らせ

有人宇宙システム株式会社(JAMSS)は、文部科学省 令和6年度「宇宙航空科学技術推進委託費」に採択された、立命館大学(研究代表者:湊宣明テクノロジー・マネジメント研究科長・教授)による『「宇宙×人文社会」分野越境人材創造プログラム』の一部として、実践型の「宇宙システム運用講座」 を開発し、2026年2月18日(水)~21日(土)に茨城県つくば市で初回講座を実施しました。

「宇宙システム運用講座」の参加者 ©立命館大学


本講座は、将来の宇宙市場拡大と国際化を見据え、宇宙ビジネス展開に不可欠なマネジメント知識・技能の習得を目指す「立命館宇宙マネジメントプログラム(宇宙MP)」を構成する3講座のひとつに位置付けられます。
宇宙MPは、宇宙に関する理工学の基礎知識から宇宙ビジネス・宇宙法・プロジェクト管理、実践的な運用シミュレーションまでを幅広くカバーし、多国籍・多分野の専門人材と協働してプロジェクトを成功に導くマネジメント能力を持つ人材育成を目指しています。

1. 実施概要(宇宙システム運用講座:初回)
• 日程:2026年2月18日(水)~21日(土)[計4日間]
• 場所:茨城県つくば市内
• 対象:立命館大学、立命館アジア太平洋大学の学生(受講者:約30名)
• 主催:立命館大学(立命館宇宙マネジメントプログラム)
• 講座開発・初回実施:JAMSS(宇宙飛行士・「きぼう」運用管制要員の訓練知見を有するメンバーが中心となり設計・運営)
4日間の講座の内容
• 2/18(水):シミュレーション訓練
• 2/19(木):ローバー訓練
• 2/20(金):フィールド訓練
• 2/21(土):JAXA筑波宇宙センター見学

訓練中の様子 ©立命館大学


2. 背景:宇宙産業の拡大に伴い「分野越境×マネジメント人材」が不可欠に
近年の宇宙開発は、国家主導に加えて民間が主要プレイヤーとなる中で、科学技術だけでなく、組織・チームの経営管理、技術開発・管理、人材育成、資金調達、リスク管理等のマネジメント能力の重要性が増していると指摘されています。
一方で、そのような人材は不足しており、人材育成を担う組織が限られることも課題とされています。
また、文部科学省の「宇宙航空科学技術推進委託費」は、宇宙航空分野における新たな可能性の開拓や裾野拡大、および人材育成等を推進する制度です。
本取り組みは、こうした政策的背景のもとで採択された『「宇宙×人文社会」分野越境人材創造プログラム』の枠組みに位置付けられています。 

3. JAMSSが担った価値:運用の「現場知」を教育コンテンツとして体系化
JAMSSは、有人宇宙領域において培ってきた運用・訓練の知見を教育プログラムへ落とし込み、実践的な「運用」能力の獲得に焦点を当てて本講座を設計しました。
講義に加え、シミュレーション、ローバー、フィールド訓練等を通じ、限られた時間・資源の中で判断し、チームで安全かつ確実にミッションを遂行するための思考プロセスを体験的に学べる構成としています。

4. 実施結果
本講座では、受講者が[チーム単位]で[課題/シナリオ]に取り組み、以下の観点で学修成果を確認しました。
• 運用設計:目標設定、役割分担、手順設計、リスク洗い出し
• 状況判断:異常・制約条件下での優先順位付けと意思決定
• チーム協働:情報共有、相互支援、振り返りによる改善

5. 担当者からのコメント
  
横須賀 千鶴 主任
(JAMSS/運用管制・クルーユニット 有人グループ所属)
「本講座では、役割分担に応じたチームとしてのコミュニケーションや状況把握を中心に月面探査に関する演習を実施しました。講座期間中は、「きぼう」運用管制要員が使用しているボイスプロトコルで話すことで、最終的に簡潔なコミュニケーションが習得できていました。今回習得したスキルを日常生活から活用することを期待しております。」

  
濱本 香耶 副主任
(JAMSS/運用管制・クルーユニット 有人グループ所属)
「本講座では、宇宙飛行士訓練で重視されているSFRM(Space Flight Resource Management)を軸に、毎日の自己評価と実践を繰り返しながらプログラムを進めてまいりました。知識として学ぶだけでなく、体験を通して振り返りを重ねることで、参加された学生の皆様が3泊4日の中で大きく成長していく姿を見ることができ、大変嬉しく思っています。特にフィールド訓練から戻ってきた際の達成感に満ちた表情や、チームとしての一体感が醸成されていく過程は、私にとっても忘れられない経験になりました。」

6. 社会的意義:専門企業の知を、異業種が展開して「裾野を拡げる」
本講座は、有人宇宙領域の専門企業(JAMSS)が講座を開発し、その後の継続展開を非宇宙企業が担う計画です。
この「専門性の高い教育コンテンツを、異業種プレイヤーが社会へ広げる」モデルは、宇宙分野の学びを一部の専門家に閉じず、産業横断で人材基盤を拡張する取り組みとして、宇宙利用の裾野拡大に資することが期待されます。

7. 今後の展開
立命館宇宙マネジメントプログラム(宇宙MP)は、3講座(宇宙マネジメント基礎講座/国際プロジェクト管理講座/宇宙システム運用講座)で構成され、立命館大学および立命館アジア太平洋大学の学生対象の対面講座では、2026年度までに延べ200名以上、社会人向けオンデマンド講座で延べ1,000名以上の受講獲得を目指す計画が示されています。
JAMSSは、初回実施の成果を報告書としてまとめ、2回目以降の円滑な実施に向けた円滑な引き継ぎに貢献してまいります。

▼ 関連リンク
立命館宇宙マネジメントプログラム | 立命館大学

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