JAMSS Japan Manned Space Systems Corporation
JP EN
JP EN
menu

NEWS

お知らせ

台湾桃園市にて宇宙×STEAM教育Kiraraサイエンスプログラムを開催

2023.10.24

お知らせ

2023年10月8日(日) 台湾桃園市の国立中央大学(National Central University)において、高校生40名を対象に宇宙実験イベントを開催しました。

イベントに参加した高校生40名と関係者(国立中央大学にて)

 
この取り組みは、国立中央大学が主催し、国立加速器放射線研究センターによる協力、桃園市教育省による協賛、また台湾教育省から国立中央大学 宇宙物理工学センターへの助成金、及び” University STEM and Female Researcher Development Project”による資金提供を受け実現したものです。台湾における宇宙教育の機会提供と、国立中央大学における微小重力実験の能力獲得を目的にしています。JAMSSは、高品質タンパク質結晶生成サービス「Kirara」を活用した宇宙実験の機会と、技術支援、教材パッケージ「Kiraraサイエンスプログラム」を提供し、この取り組みを支援しています。JAMSSにとっては、本プログラムの初の海外展開となります。
 
●Kiraraサイエンスプログラムとは?
「Kiraraサイエンスプログラム」は、宇宙×創薬研究をテーマに、中・高校生が国際宇宙ステーションで行われるタンパク質結晶生成実験に挑戦できる課外活動プログラムです。約半年間に渡り、4回のイベントが開催されます。台湾初の開催となる今回の参加者は、桃園市の他、台北市など近郊在住の高校生40名、8チームです。
 
●イベントの様子
初回と2回目のイベントは9月に開催され、宇宙実験のための予備実験(条件検討)を行いました。3回目の10月8日(日)は、各チームが予備実験の結果を発表し、宇宙実験の試料を製作しました。また、特別セッションとして、JAMSSの宇宙のお仕事紹介(きぼう運用管制要員、宇宙飛行士訓練インストラクタの紹介)も行いました。
 
●参加者の声
参加した高校生からは、
「国際宇宙ステーションにいる宇宙飛行士は、孤独を感じるのではないでしょうか?寂しくならないように、どのようなことをしているのでしょうか?」
「訓練インストラクタになるには、まず宇宙飛行士になる必要があるんですか?」
「宇宙飛行士になるには、政府等の公的機関や、企業などの支援を得る必要があるのですか?」
「将来的に、どのような商業ステーションの計画があるのですか?」
「宇宙でちゃんと結晶ができるのかドキドキしています。」「微小重力下と地上での結晶生成の違いを観察するのが楽しみです。」「自分の作った試料が、これからどのように宇宙へ行って宇宙実験が行われるのか分かり、ロケットの打上げが楽しみになってきました。」
など、たくさんの質問やコメントを頂き、宇宙開発や宇宙実験への関心の高さが伺えました。

 

  
※写真の説明
左)宇宙実験の試料を製作する様子
中央)高校生が製作した試料
右)Kirara装置に試料を搭載し、装置側面には参加者の集合写真を貼り打ち上げる
 
高校生が製作した試料は、Kirara装置に搭載され、11月4日に米国フロリダ州ケネディ宇宙センターより、Space-X 29号機にて国際宇宙ステーションへ打ち上がる予定です。
 
●イベント担当者からのメッセージ
宇宙実験というキーワードを通して、何より、日本と台湾の国際的な交流の機会が作れたことを嬉しく思っています。国籍や文化を問わず、宇宙好きな子ども達は目が生き生きとしており、もっと詳しく知りたいという欲求・気持ちを素直に表現する姿が印象的でした。
いよいよ11月から宇宙実験がスタートします。子どもたちの大きな挑戦にエールを送りましょう!
 
▼Kiraraサイエンスプログラム
教育・プロモーション利用|サービス|有人宇宙システム株式会社(JAMSS)
▼参考記事:日本版 宇宙×STEAM教育プログラム「宇宙理科室」の記事
課外活動は宇宙実験!中高生に忘れられない探究学習を|Kirara Edu(キララ エデュ)の利用事例 | ASMILLA

CONTACT

お問い合わせ

お問い合わせは
フォームにて受け付けております。
お気軽にご相談ください。