JAMSS Japan Manned Space Systems Corporation
JP EN
JP EN
menu

NEWS

お知らせ

  • ホーム
  • JAMSSからのお知らせ
  • JAMSS、トヨタ自動車と月面有人与圧ローバーに関する受託業務および共同研究を推進 -クルーシステム設計および居住性向上に向けた取り組み

JAMSS、トヨタ自動車と月面有人与圧ローバーに関する受託業務および共同研究を推進 -クルーシステム設計および居住性向上に向けた取り組み

2025.08.22

お知らせ

有人宇宙システム株式会社(以下、当社)は、トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ自動車)とともに、月面での活動を支える有人与圧ローバーの研究開発(以下、本プロジェクト)において、クルーシステムの概念設計や居住性の向上に向けた受託業務および共同研究を推進しています。

 

有人与圧ローバー©JAXA/TOYOTA


当社は約30年にわたり、国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」において、宇宙飛行士の活動を全面的に支援してまいりました。この豊富な知見を活かし、有人与圧ローバーの構想段階から安全性や運用シナリオ、搭乗する宇宙飛行士の身の回りの機器についての概念検討に携わっています。また、将来的に多くの人々が月面を訪れる社会を見据え、ローバー内の居住性向上や地上管制員とのより良い連携運用に向けた共同研究にも取り組んでいます。
加えて、当社からは本プロジェクトに対して、トヨタ自動車への出向者を派遣しており、日常的な意見交換や仕様調整を通じて、実務レベルの密な連携を図っています。

■ トヨタ自動車からの受託業務、および同社との共同研究および出向契約の内容
受託業務(2023年~現在継続中)
- 有人与圧ローバー クルーシステムの概念設計
- 有人与圧ローバー クルーシステムおよび全体システムの概念設計

共同研究(2023年~2024年)
- 有人与圧ローバーの機能向上に関する共同研究

出向者派遣(2023年~現在継続中)
- 有人与圧ローバーのプロジェクト管理支援
- 有人与圧ローバーの全体システム開発支援

 

有人与圧ローバー©JAXA/TOYOTA


当社が「きぼう」において実施している宇宙飛行士支援には、宇宙飛行士用手順書の作成や訓練の提供、「きぼう」の運用管制業務として宇宙飛行士との交信・タスク支援等、ハードウェアの安全性・操作性評価・試験、さらには宇宙滞在前後を含む放射線被ばくによる健康影響の評価や精神心理面のサポート含む健康管理運用など、多岐にわたる要素が含まれます。これらの実績を月面という新たな環境に応用し、宇宙飛行士の安全で快適なミッション遂行を支える仕組みづくりに貢献しています。

今後も当社は「きぼう」を通じて獲得した有人宇宙システムの開発・運用技術を活かし、安全かつ確実な、そして健康かつ快適な月面でのミッション達成に向け、あらゆる分野で貢献してまいります。

■ 本リリースに関するお問い合わせはこちら

CONTACT

お問い合わせ

お問い合わせは
フォームにて受け付けております。
お気軽にご相談ください。