JAMSS Japan Manned Space Systems Corporation
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JAMSS開発ソフトウェア「自律的ファイルダンプシステム」の技術実証を国際宇宙ステーションにて実施しました。

2023.04.25

お知らせ

有人宇宙システム株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:古藤俊一、以下当社)は、4月19日から21日(UTC)にかけて、当社が開発した「自律的ファイルダンプシステム」(*1)の技術実証を国際宇宙ステーション(以下ISS)に設置されているAWS Snowcone(*2)にて実施しました。

当社は1990年創立以来、長きにわたり日本実験棟「きぼう」の運用利用を支援してきました。その経験をもとに、将来の地球低軌道(LEO: Low Earth Orbit)の商業化・市場拡大への貢献を目指し、さまざまな取り組みを進めています。その取り組みの一つとして、当社は「自律的ファイルダンプシステム」を開発し、その技術実証を米国Axiom Space社及びAmazon Web Services (AWS)の協力のもと実施しました。


・「自律的ファイルダンプシステム」開発の目的、背景
日本実験棟「きぼう」における実験データなど、特に大容量ファイルについては、国際宇宙ステーションと筑波宇宙センター間の通信状況により、地上へのダウンリンク時に欠損が生じることがあります。欠損確認・再送要求は、衛星通信が可能な時間帯や他の機器の運用状況等に配慮しながら、基本的には運用管制要員が対応しています。LEO商業化・市場拡大においては、より自動化、自立化、効率化が進むと考えられます。本システムは、大容量ファイルのダウンリンクを計画に沿って実行し、欠損を自動検知し、再送を行うシステムであり、将来のLEO商業化・市場拡大への貢献が期待されます。


今回の技術実証では、複数ファイルの欠損確認・再送ダウンリンクの自動化に成功しました。今後この技術のさらなる実証を進め、宇宙利用への展開を目指します。

(*1)「自立的ファイルダンプシステム」・・・軌道上のストレージに保存されたファイルを、スケジュールに従い自律的に地上へダウンリンクするためのシステム
(*2) AWS Snowcone・・・AWSが開発する小型かつ堅牢で安全なエッジコンピューティング及びデータストレージ。詳細はこちら

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