お知らせ

当社社員が携わった研究の成果が、米国の国際学術雑誌「Icarus 」にて共著論文としてオンライン掲載されました。

当論文では、小惑星帯（火星と木星の間にある小惑星が多く存在する領域）最大の天体であるケレスにある約25万個のクレーターを、NASAの小惑星探査機Dawnによって得られた画像を使って調べました。調査によって得られた結果は、地球の存在する内側太陽系と小惑星帯の間で起きた天体移動の歴史に制約を与えるものです。今回の結果を今後の月探査や小惑星探査によって得られる知見と組み合わせることで、地球や月を含む太陽系の進化に対する理解がさらに深まることが期待されます。

▼論文情報
雑誌名：Icarus
論文タイトル：Kilometer-scale crater size-frequency distributions on Ceres
同研究内容が、宇宙科学研究所 研究情報ポータル「あいさすGATE」でも紹介されました。ぜひご覧ください。
準惑星ケレスに衝突した隕石のサイズ分布の「月との一致」と「望遠鏡観測との不一致」