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台湾の学生向けに宇宙飛行士訓練を疑似体験するワークショップを実施 ― アルテミス計画の月面探査を見据えた体験型国際教育プログラム ―

2026.03.13

お知らせ

有人宇宙システム株式会社(JAMSS)は、2026年1月21日(水)、株式会社JTBが催行した「宇宙ビジネス視察研修旅行」の一環として、台湾の学生・教員24名を対象に、宇宙飛行士訓練を疑似体験できるワークショップを茨城県つくば市内にて実施しました。

ワークショップ参加者とJAMSSスタッフ(茨城県つくば市内にて)


本ワークショップは、月面有人探査「アルテミス計画」の本格化を背景に開発された体験型教育プログラムです。将来の国際的な月面探査ミッションを想定した環境のもと、全編を英語で実施しました。参加者は主体的に考え、議論し、意思決定を行うプロセスを通じて、有人宇宙活動に不可欠なチームワークと判断力を体験的に学びました。

▼月面探査ボードゲーム「Moon Quest Challenge」による実践的学習
ワークショップの中核として実施したのが、月面探査ボードゲーム「Moon Quest Challenge(ムーンクエストチャレンジ)」です。
参加者は月面探査チームの一員である宇宙飛行士となり、限られた時間・資源・情報の中で意思決定を重ね、チームとしてミッション完遂を目指します。本ゲームは、JAMSSが宇宙飛行士訓練や「きぼう」運用管制業務で培ってきた実務的な意思決定プロセスを教育向けに再構成したもので、「正解のない課題」に向き合う実践力を養います。

JAMSSの実務経験者がファシリテーターを務め、ゲーム体験を実際の宇宙開発・国際協力の現場と結びつけた学びへと導きました。

ワークショップの様子


▼高い満足度と学習効果
ワークショップ終了後のアンケート(回答数23件)では、満足度100%という結果が得られました。
約6割の参加者が「難しかったが、学びが大きかった」と回答し、
• チームワークの重要性
• 情報共有と合意形成の難しさ
• 実際の宇宙ミッションを想起させる没入感
といった点が高く評価されました。

▼台湾・国立中央大学からのコメント
本研修旅行の主催者である、台湾・桃園市の国立中央大学 Loren Chang 特任教授からは、次のコメントをいただいています。
「台湾の宇宙関連プログラムは技術面に重点を置くものが多く、チームワークに焦点を当てた今回のアプローチは非常に新鮮でした。今後、自身の学生チームの教育にも活かしていきたいと考えています。」

▼ 担当者コメント
百瀬 晴基 主務(JAMSS 宇宙システム開発ユニット 利用サービスグループ所属)
「JAMSSが実際の宇宙飛行士訓練や運用業務で培ってきた考え方を、参加者が自ら体験的に学ぶ姿が印象的でした。宇宙の現場を学ぶSTEAM教育として、多くの学生に参加してほしいプログラムです。」
上江洲 奏 主務(JAMSS 運用管制・クルーユニット 実験運用グループ所属)
「学生の皆さんの適応力と積極的な姿勢に感銘を受けました。「きぼう」の実運用でも必須となる、チーム内で明確な役割分担を決めることや、目的達成にフォーカスして情報を取捨選択する大切さを感じ取ってもらえたのではないかと思います」
橋爪 見奈 主務(JAMSS 運用管制・クルーユニット 有人グループ所属)
「母国語ではなく英語で説明されたゲームルールを理解し、活発な議論の末に多くのチームがゴールできたことが印象的でした。宇宙ミッションでのチームワークの重要性を感じていただけたと思いますので、今後のキャリアにも活かしていただきたいです。」


▼ 宇宙ビジネス視察研修旅行について
本研修旅行は、台湾・国立中央大学が主催し、台湾と日本の宇宙分野における連携や実務的な取り組みを学ぶことを目的として実施されました。
台湾にも拠点を有するJTBのグローバルネットワークを活かし、日本の宇宙開発の現場を訪問・体験する特別な研修プログラムとして企画・実現されたもので、将来的に国際的な宇宙プロジェクトを担う人材の育成が期待されています。

今回、JAMSSが提供した宇宙飛行士訓練を疑似体験するワークショップは、本研修旅行の導入プログラムとして位置づけられ、参加者が国際協力の現場で求められるチームワークや意思決定力を体験的に学ぶ機会となりました。

JAMSSは今後も、国際的な有人宇宙活動の最前線で培った実務知見を基盤に、産学官・海外機関と連携しながら、実践的かつ国際性を備えた宇宙人材育成プログラムの創出・高度化に取り組んでまいります。
将来の月面探査や地球低軌道の有人宇宙活動を支える人材育成を通じて、我が国の持続的発展に貢献していきます。

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