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国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟船内における空気環境センサーの技術実証に成功 -センサー開発は東京理科大学らが主導、当社が開発中のデータ伝送システムとの連携により実現-

2025.07.04

お知らせ

有人宇宙システム株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:有賀 輝 以下、当社)は、「TEAM SPACE LIFE」(TSL)※1が開発した小型自律分散型環境センサー²が軌道上で取得した大容量データの自動送信に成功したことをお知らせいたします。

■ 環境センサー(TEM)とQOL向上技術の連携
当社は、民間宇宙ステーション時代に増加することが期待される宇宙滞在者のQOL(Quality Of Life)向上を図るための技術獲得を目指し、光触媒空気浄化装置においセンサーの技術実証をAxiom Space社による民間宇宙飛行士滞在ミッション機会を活用し、実施してまいりました。この活動の一環で、東京理科大学が主導するTEMの開発・実証において、軌道上実証の実現に向けた装置の開発および各種調整業務を支援いたしました。

■ 当社のデータ伝送システムによる自動送信の実現
当社は、宇宙からの大容量データ伝送技術の獲得を目的に「自律的ファイルダンプシステム」を開発し、Axiom Space社、AWS社と協力して技術実証を2023年度に実施いたしました。そして今回、TEMが取得したデータをこのシステムを活用し、自動送信することに成功しました。
 
■ 軌道上実証の次のステップと展望
今回の軌道上実証(Run1 以下、本軌道上実証)は当社が推進するQOL向上技術とデータ送信技術を連結させたものであり、将来的な民間宇宙ステーションでの事業開発を見据えたものです。なお、本軌道上実証はJAXAきぼう有償利用制度を利用し、実施しました。
 
今回の成果を踏まえ、2026年初頭には次のフェーズに移行し、AWSクラウドと連携したRun2の実証が予定されています。この取り組み(Run2)は、2024年7月にAWS社と当社が締結した協力合意書(Letter of Support)に基づくステップであり、当社としては、これを通じてデータ伝送事業の更なる加速を図っていきます。
 
詳細は東京理科大学のプレスリリースをご覧ください。

■ 軌道上運用実施報告
第1回はこちら
第2回はこちら 

※1:バンダイナムコグループが進めるガンダムオープンイノベーションの公認プロジェクト
※2:「TEAM SPACE LIFE」(TSL)が開発した小型自律分散型環境センサー(TEM:TSL Environment Monitor) 

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