JAMSS Japan Manned Space Systems Corporation
JP EN
JP EN
menu

NEWS

お知らせ

宇宙×STEAM教育『宇宙理科室~リアル宇宙で結晶づくりに挑戦!~』のイベントを開催

2023.10.23

お知らせ

2023年秋、当社と株式会社 日本旅行(東京都中央区)共催、東京応化工業株式会社(神奈川県川崎市)協賛による、中高生向け課外活動プログラム『宇宙理科室』の第2シーズンをスタートしました。9月3日(日)と10月1日(日)に都内でイベントを開催し、関東の中高生25名が宇宙実験に向けた準備を行いました。

10月1日に行われたイベントの様子(日本科学未来館にて)

 

『宇宙理科室』とは?
「宇宙×STEAM教育」と「リアル体験」をコンセプトとする「宇宙理科室~リアル宇宙で結晶づくりに挑戦!~」は、全国の中高生が国際宇宙ステーション(以下、「ISS」)を使った宇宙実験に挑戦できる、約半年間の課題活動向けプログラムです。実験テーマは、宇宙実験の代表格「創薬研究」。具体的には、宇宙でタンパク質の結晶生成に取り組みます。
地上にて中高生が結晶化条件を探索し、製作した実験試料は、来月11月、ロケットで国際宇宙ステーションへ届けられます。約1か月の宇宙実験期間を経て、実験試料は地球に帰還し、この冬、各学校へ返却される予定です。来年の春、宇宙実験の成果発表会を開催し、参加チーム間で学びを共有します。


10月1日に行われたイベントの様子(日本科学未来館にて)

 

 

●イベントの様子
10月1日(日)、お台場の日本科学未来館に計7チーム、23名の中高生が集まり、宇宙実験に向けた準備を行いました。宇宙実験用のタンパク質溶液と、自分たちが選んだ結晶化溶液とその濃度を調整し、実験容器に充填しました。

宇宙実験の試料を製作している様子

 

●参加者の声
参加した中高生からは「宇宙が好きで、創薬研究に興味があって参加した。学生のうちに、こんな貴重な体験ができて嬉しい。」「細かくて難しい作業だったけれど、上手くできて良かった。これが本当に宇宙に行くんだという実感が湧いてきた。」「宇宙実験の結果を観察するのが今から楽しみ。」「無事にロケットが打ち上がって欲しい。」といった声が寄せられました。

  

宇宙実験の試料を製作している様子

 
●今後の予定
中高生が作製した実験試料は、Kirara5号機に搭載され、来月11月4日に米国フロリダ州ケネディ宇宙センターからロケットで打ち上げられる予定です。
 
●イベント担当者からのメッセージ
『宇宙理科室』で子ども達が取り組む「宇宙での創薬研究・実験」は、スペースシャトル時代から30年以上に渡り続けられ、既に多くの成果が出ています。宇宙実験の代表格といえるテーマです。現在では、欧米を中心に日本の製薬業界や大学等の研究機関でも宇宙を利活用しています。「地上で解決できない課題も、宇宙なら解決できるかもしれない。」このアプローチを子ども達が実体験することで、宇宙や創薬研究への興味・関心はもちろん、様々な社会問題を解決する大局的な思考力や判断力を学ぶ機会となるよう支援して参ります。子ども達の大きな挑戦に、エールをお願いします!

▼イベント情報
教育・プロモーション利用|サービス|有人宇宙システム株式会社(JAMSS)
株式会社日本旅行 特設WEBサイト
 
▼前回の『宇宙理科室2022-2023』の様子はこちら
 
▼Kiraraについて

「Kirara」は、国際宇宙ステーション(ISS)で高品質なタンパク質結晶を生成し、お客様にお届けするサービスです。Space Applications Services社のICE Cubes Facilityにサンプルを搭載し、約1ヶ月間、微小重力環境である宇宙空間におくことで、地上では実現できない対流や沈降のない状態でタンパク質の結晶生成を行います。「Kirara」は科学実験、創薬支援のみならず、STEAM教育活動も行っています。詳細はこちらをご覧ください。
 
▼株式会社日本旅行について
株式会社日本旅行は、1905年創業の日本で最も歴史のある総合旅行会社です。長年にわたり宇宙開発における渉外業務などに携わり、2020年には宇宙ビジネス専門部署「宇宙事業推進チーム」を設立しました。「人と宙の架け橋になる」をスローガンに掲げて、宇宙をテーマにした宙(そら)ツーリズム®専門ブランド「sola旅クラブ」による、一般向けのロケット打上げから星空観察まで様々なツアーやイベントの実施や、自治体向けの地方創生事業など幅広い取り組みを行っております。2021年には宇宙教育・STEAM教育のオリジナルプログラム「ミライ塾」を立ち上げて、学校や学習塾、商業施設などにおいて宇宙教育の出張授業コンテンツや子供向けイベントの実施を行っております。
 
▼東京応化工業株式会社について
東京応化工業株式会社(本社:川崎市中原区 / 社長 種市順昭)は1940年の設立以来、東京応化ならではの「微細加工技術」と「高純度化技術」を活かし、半導体の進化に貢献してまいりました。
現在では日本を含む7つの国・地域に拠点を設けてグローバルに事業を展開しており、半導体用フォトレジストにおいて世界トップクラスのシェアを有しています。
今後も高付加価値製品を通じ、豊かな未来、社会の期待に化学で応える“The e-Material Global Company™”として、社会の持続的発展に貢献してまいります。
詳細につきましては、コーポレートサイトをご覧ください。

CONTACT

お問い合わせ

お問い合わせは
フォームにて受け付けております。
お気軽にご相談ください。