システム安全独立検証INDEPENDENT VERIFICATION & VALIDATION
安全・開発保証システム安全独立検証
宇宙ステーション・人工衛星から、
非宇宙分野のソフトウェアまで、
最先端のソフトウェアIV&V(独立検証)を提供します。
ソフトウェアIV&Vとは?
ソフトウェアIV&Vとは?
ソフトウェアIV&Vとは、ソフトウェア独立検証及び有効性確認(Software Independent Verification and Validation)の略称で、開発組織から独立した組織がソフトウェア信頼性向上と安全性確保を目的として行う、開発成果物(仕様書、ソースコード)に対する評価活動のことです。IV&Vは、第三者検証とも呼ばれます。
JAMSSでは、宇宙ステーションで稼働するソフトウェア、人工衛星に組み込まれるソフトウェアから、非宇宙分野のソフトウェアまで、要求定義段階から、設計、製作、試験の各段階にわたって、開発者から独立な立場でチェックし、改善案のアドバイスを行います。
「想定外の想定」がシステムを強くする
「想定外の想定」がシステムを強くする
航空・宇宙・自動車・鉄道・原子力・医療等のセーフティクリティカルシステムには、「想定外を想定」した絶対的な安全性・信頼性が要求されています。
システムの安全性にとって最大の脅威は、機能要求の誤りです。システムのソフトウェアが機能要求通りに動作するかどうかは試験で検証できますが、機能要求自体が間違っているかどうかは検証できません。さらに、不具合が試験で見つかった場合の改修コストは、設計段階で見つかった場合の100倍とされています(*)。
IV&V(Independent Verification and Validation:独立検証及び有効性確認)は、安全性と完全性という、開発要求とは独立な観点から、ハードウェアを含むシステムの解析を行い、機能要求の誤りを見つけ出します。
*:McConnell,S:Code Complete第2版<上>
完全なプログラミングを目指して pp.34-35、日経BPソフトプレス(2005)
宇宙基準でシステムの信頼性を向上
宇宙基準でシステムの信頼性を向上
過酷な環境下での失敗が許されない宇宙でのミッション。ゆえに宇宙機のソフトウェアにはより高いレベルでの信頼性が求められます。JAMSSは、JAXAと共同で、1996年に「きぼう」に搭載される宇宙機ソフトウェアに対して、我が国初のIV&Vを実施しました。以来20年以上、今ではJAXAが開発するほぼ全てのロケット・人工衛星・地上管制システムに対して、JAXA/JAMSSによるIV&Vを実施し、その全てのミッションの成功が続いています。
こうして蓄えてきたJAMSSならではの豊富な実績を、航空機、自動車、運輸、医療の安全システムなど、宇宙以外の分野にも積極的に活かすこと。それは私たちが担うべき社会的な役割だととらえています。