お知らせ

昨年度に引き続き、有人宇宙システム株式会社（JAMSS）は国土交通省の支援のもと、「トータル月面建設システムのモデル構築」のR＆D（技術研究開発）を継続実施いたします。

▼宇宙無人建設革新技術開発事業とは
宇宙開発利用加速化戦略プログラム（通称：スターダストプログラム）の一環として国土交通省が主導する宇宙無人建設革新技術開発事業（略称：宇宙建設革新プロジェクト）では、約10年後の月面での建設を目指して、宇宙・地上における無人建設技術を各社が検討・開発しています。

▼参画テーマ：「トータル月面建設システムのモデル構築」

▼概要
月面開発において実際に想定される資源採掘場所、着陸候補地を対象として、月面モデルを構築します。並行で、機材の輸送、施工、組立、起動、運用の自動化に必要なシミュレーション機能を検討し、月面シミュレータ開発を進め、無人月面建設に貢献してまいります。

▼内容・ポイント
デジタルツイン環境で利用し得る月面シミュレータを開発し、実際の地形を考慮したシミュレータ環境で①月面モデル構築、➁月面環境想定、③全体シナリオ構築を繰り返し検討し、運用を想定したモデル構築を行い、月面建設の要件定義を明確にする活動を進めています。
2024年度は、月面において重要になる軟弱地盤を模擬する機能をシミュレータに付加し、建機や建造物を実際に設置してモデル構築を進めました。今年度は、よりリアルに近づけたシミュレータ環境にて、月面居住の準備段階から有人月面開発初期までの段階的なシナリオを検討し、そのモデルを構築することで、引き続き本プロジェクトに貢献してまいります。

▼参考
令和７年度の宇宙無人建設革新技術開発を開始します

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