お知らせ

日本時間2023年11月8日、当社は宇宙工場モデル 「Kirara」 を米国SpaceX社のドラゴン補給船に搭載し、国際宇宙ステーション（ISS）へ打ち上げます。

● 研究目的のご利用
今回も、日本、韓国等、国内外の企業・大学・研究機関に参加頂きました。Kirara 初ミッションより連続して搭載頂いている東京大学大学院農学生命科学研究科　五十嵐圭日子教授、北海道大学大学院工学研究院　田島健次准教授、株式会社コンフォーカルサイエンスが参画しているグループでは、日本政府の宇宙連携拠点形成プログラム（文部科学省　地球観測技術等調査研究委託事業）に関連したサンプルを打ち上げます。同じく連続搭載のKorea Basic Science Institute（韓国）は前回のKiraraミッションで得られた成果の更なる検証のためサンプルを打ち上げます。加えて、日本大学 生産工学部、徳島大学、名古屋市立大学、化学ポータルサイト「Chem-Station (ケムステ)」等にも参加頂きました。

● Kiraraシェアサービスのご利用
前回に引き続き、Kiraraキャンペーン 『Launch your message to Space!』で集めたメッセージデータをSDカードに格納し、搭載します。これは、今年9月に第29回アジア・太平洋地域宇宙機関会議（APRSAF-29）にて、当社が開催した特別キャンペーンです。日本を含めたアジア各国の宇宙機関、及び宇宙ビジネス関係者の「宇宙へ届けたいメッセージ」を打ち上げ、近年盛り上がりを見せる宇宙業界を応援します。

● 宇宙教育ミッション in 日本
前回に引き続き、宇宙教育ミッションとして当社と株式会社 日本旅行（東京都中央区）共催、東京応化工業株式会社（神奈川県川崎市）協賛による、中高生向け課外活動プログラム『宇宙理科室～リアル宇宙で結晶づくりに挑戦！～』を開催します。都内の中学生・高校生25名、７チームが「より大きく、より綺麗な結晶作り」を目標として条件検討を行い、作製した試料が搭載されます。

● 宇宙教育ミッション in 台湾
国立中央大学（台湾桃園市）が主催し、国立加速器放射線研究センターの協力による、高校生向け課外活動プログラム『Kiraraサイエンスプログラム in 台湾』を開催します。同プログラムは、桃園市教育省の協賛、台湾教育省から国立中央大学 宇宙物理工学センターへの助成金、及び”University STEM and Female Researcher Development Project”による資金提供を受け実現したものです。
台湾初の開催となる今回の参加者は、桃園市の他、台北市など近郊在住の高校生40名、8チームです。日本の中高生と同様に「より大きく、より綺麗な結晶作り」を目標として条件検討を行い、作製した試料が搭載されます。

● ラベルのご紹介
Kirara装置本体には２枚のラベル（5 x 5cm）を貼ることができます。今回は、日本と台湾の宇宙教育ミッションの成功を祈念したラベルを貼り、宇宙へ打ち上げます。日本の宇宙教育ミッションのラベルには、イベント名である『宇宙理科室』のミッションパッチをあしらい、台湾の宇宙教育ミッションのラベルには、参加している高校生の集合写真をあしらったデザインになっています。台湾のラベルには手書きで「A4 YHLXY 1!!」と書かれています。これは、参加している9チームのうち、代表1チームの名前です。自分が書いたラベルが宇宙へ行くという体験も、子ども達にとっては貴重な思い出となることでしょう。

 
 
● Kiraraサービスについて
Kiraraは、株式会社 コンフォーカルサイエンス（東京都世田谷区）が顧客試料を充填した結晶化チューブをJAMSS開発の装置に搭載し、これをSpace Applications Services NV/SA（ベルギー）がISSに保有する商業ラックに設置するという民間企業の国際的枠組みで実現した商業サービスです。商業宇宙ステーションの実現性が高まる中、民間企業自らの資産（装置等）を使ったサービスを提供することで、新たな時代に備えた事業を展開して参ります。

 

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